瀬尾まいこさんの短編集「おしまいのデート」に登場するごはん

みなさん、瀬尾まいこさんの本を読んだことはありますか?

本屋大賞を受賞した「そして、バトンは渡された」は読まれた方も多いのではないでしょうか。

主人公の優子と森宮さんの掛け合いがおもしろくて、わたしの好きな本の中でも上位を争っています。

わたしは、瀬尾まいこさんの本を読むといつも幸せな感情が湧き出てきます。

家族愛が描かれているとか、登場人物が基本的に優しいとか、たくさんの幸せ要素が詰め込まれているからだと思います。

そのたくさんの要素の中でも、美味しいごはんがたくさん描かれていること、これが読了後の幸せな気持ちをつくっていると思うのです!!

誰かと一緒にごはん食べて、「美味しい」と感じるときって、相手との時間も含めて「美味しい」と感じるんだなあと瀬尾さんの作品を読んでいると気づきます。

そこで今回は短編集「おしまいのデート」に登場する美味しいごはんをまとめました。

瀬尾さんの作品が好きな方、
美味しいごはんが好きな方、
是非読んで、一緒にお腹をすかせましょう~!

「おしまいのデート」

ミックスソフトクリーム

両親の離婚をきっかけに、中学生の彗子とおじいちゃんは毎月デートをしています。

彗子の受験が近くなったこともあり、毎月会うのはおしまい。

そんな最後のデートを描いた作品です。

彗子はチョコとバニラが途中で混ざってしまうミックスソフトクリームが嫌い。

おじいちゃんに毎回それを伝えていますが、じいちゃんはおしまいのデートでもミックスを買ってきてしまいます。

彗子!おじいちゃんが買ってきてくれたんやから、嫌いとか言わんと食べなさい!と思ってしまいました。(笑)

まあでも、思春期ってそんなもんか。

 



「ランクアップ丼」

玉子丼

上じいこと、定年間近の先生と、やや不良少年の三好。

三好が喧嘩をして担任に生徒指導室で注意されたあと、上じいに「飯を食おう」と誘われうどん屋で玉子丼を頼みます。

そこから、三好が悪さをするたびに二人で一緒に玉子丼を食べ、三好が働きだしたあとも、一緒に玉子丼を食べる関係は続きます。

瀬尾さんが描くごはんの中でも、一番「美味しそう~!」と思ったのはこの玉子丼。

「ランクアップ丼」として天丼も登場しますが、やっぱり玉子丼が美味しそうに浮かんできます。

明日のお昼は玉子丼にしようかな。

「ファーストラブ」

宝田君お手製のお弁当

男子高校生の広田。

ある日の帰り道、同じクラスで男子の宝田にデートを誘われます。

恐る恐るデートに向かう広田でしたが、二人はデートを楽しんで一日を終えます。

デートでは宝田くんお手製のお弁当が登場します。

いろんな種類のおにぎり20個や、玉子焼きにうずら卵入りのミートボール、コロッケなど、美味しいおかずがたくさん入ったお弁当を、古びたベンチで食べます。

宝田くん、「寝坊した」と言ってデートに遅刻してきたけど、本当はお弁当を作っていたんでしょうね。

こんなに美味しそうなお弁当を食べられるなら、わたしも宝田くんとデートしたいです。

 



「ドッグシェア」

ビスコ

中華料理

三十過ぎで離婚を経験した女性と、近くに住む大学生が、公園に捨てられた老犬をシェアして育てるお話。

大学生の素直な姿勢から、結婚時代の旦那さんとの関係を振り返ります。

女性はビスコを犬にあげ、そのお世話をしてもらう代わりと言って、大学生はバイト先の中華料理を女性に毎回渡します。

パイナップルの代わりにナッツが入った酢豚など、おじさんが一生懸命作っているのがわかる味です。

わたし、好き嫌いが多い方なのですが、酢豚のパイナップルに抵抗はありません。

(誰が興味あんねん)

「デートまでの道のり」

玉子焼き

ミニハンバーグと目玉焼きの給食

保育園の先生に全然懐いていないカンちゃん、「先生は玉子焼き作れんのか?」「先生が作るんは、甘いんか辛いんかどっち?」と聞くところから、物語ははじまります。

先生と、カンちゃんのお父さんは付き合っているのですが、カンちゃんが先生にまだ懐いていないこともあり、3人で遊んだことはありません。

どうやったら仲良くなれるのか、先生のデートまでの道のりは続きます。

カンちゃん幼稚園生なのに、玉子焼きに甘いんと辛いんあるの知ってたんか。

おっとなーー!と思いました。

ミニハンバーグと目玉焼きの給食、おいしそう。

この献立の日は、子どもたちはさっさと手を洗って席についている。という文章がありました。

幼稚園のときの給食って全く記憶にないけど、きっとハンバーグの日はテンションあがってたんだろうなあ。

「今日の夜ご飯は〇〇だから頑張ろう」と気合を入れる日ってあるけど、幼稚園のときからごはんで気持ちをコントロールしてきたんだなあと思いました。

まとめ

小説なので、味はもちろん、匂いも写真も体感することはできないのに、文章だけで、そこに料理があるかのように感じてしまう瀬尾さんの作品。

是非読んで、美味しくて幸せな気持ちになりませんか?

お読みいただき、ありがとうございました!

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