【おすすめ本】平凡なアラサー女性の私が読んでよかった本を紹介します。(2021年5月)

読書感想文

特段何かに詳しいわけでもなければ、思想が偏っているわけでもない平凡なわたしが、読んでよかった本を紹介します。

この中から、読みたい本を見つけてもらえたら嬉しいです。



星の子(今村夏子)

あらすじ

主人公・ちひろの両親は、幼かったちひろが苦しんでいた湿疹を治すために、ありとあらゆる方法を試しますが、一向に変化が見られません。

そんな中、会社の同僚にすすめられた、ある特別な「水」。

その水でちひろの体を毎日拭いていると、湿疹が好転していきます。

娘への愛ゆえに新興宗教にどっぷりハマった親の元で育つ、少女の物語です。

2020年の冬に、芦田愛菜ちゃん主演で実写化された映画「星の子」の原作です。

わたしの下手な本の要約を見るよりも、こちらのYouTubeを見ていただいた方があらすじがわかりやすいと思います。(笑)

正直この本を読む前までは、「新興宗教=悪」という単純なイメージしかありませんでした。

「どうしてあんなあやしいのに騙されるんだろう」とただただ不思議でした。

でも、ちひろの両親のように「愛娘の湿疹を治す方法ならなんでもやってあげたい」という気持ちを持っている人なら、たくさんいますよね。

その方法がたまたま新興宗教の「水」だったわけで、誰でもハマってしまうきっかけは持ち合わせているんだなと気づきました。

新興宗教を信じる人たちもわたしたちと同じ人間で、ただ誰かの幸せを願って行動した結果、宗教にハマっていったんだなと。

娘のちひろが「自分の親はおかしいのかも」と考えながらも「愛する両親を信じたい」と思う気持ち、読んでいて辛くなりました。

もやっとはするけど、家族愛に関する本を読みたい方にはぴったりです。

逆ソクラテス(伊坂幸太郎)

あらすじ

小学生を主人公にした、5つの短編集です。

短編集といってもひとつひとつの登場人物がつながっていて、ひとつの物語のように感じました。

「敵は、先入観。世界をひっくり返せ!」というのがテーマのようです。

2021年の本屋大賞ノミネート作品です。

いじめや殺人未遂など、たくさんの過ちを犯した登場人物が出てますが、みんな平等に「人生をやり直すきっかけ」が与えられています。

「正直に生きることで、人生をやり直してもいい」というメッセージがあるような気がしました。

子育てとかすることになったら、また読み返したいですね。

あと、冒頭に登場する安斎くんが教えてくれる、

「僕はそうは思わない」

これが頭から離れなくなりました。

『それってダサい』とか『それは格好悪い』とか、決めつけて偉そうにする奴に負けない言葉です。

他にもたくさん響いた言葉がありましたが、ネタばれになってしまうので書かないでおきます。

複線回収がすっきりする本とかドラマに出会うと、何回も読み返したくなるんですが、この本もまさにそのタイプでした。

オレたち花のバブル組(池井戸潤)

あらすじ

半沢直樹を含む「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを描いた物語です。

会社内の見えざる敵や、金融庁に向かって「倍返し」していきます。 

あのドラマの原作です。

正直、あのドラマの原作だと知らずに読み始めました。

しかもシーズン2?2つめ?の方の原作でした。

(おい)

でも、池井戸潤はそんな私を置いてけぼりにはしません

むしろ、引き込まれました。

わたしも半沢直樹と一緒に社会と闘ってる気分になりました。

痺れた…。

多分、読むタイミングによっては人生変わってたんじゃないか?ってくらい、熱くなりました。

なんなら、復職したいとまで思いました。

わたしが熱くなるってすごいことなんです。

毎年意識低いランキング上位にランクインしてるんでね。

とにかく、読んでいてすごく汗をかきました。

心臓もドキドキしました。

そして、最後の1ページの言葉。

心臓に突き刺さりました。

(これから読む方は、読み飛ばしてください)

人生は一度しかない。

たとえどんな理由で組織に振り回されようと、人生は一度しかない。

ふて腐れているだけ、時間の無駄だ。

前を見よう。歩き出せ。

どこかに解決策はあるはずだ。

それが人生だ。

俺たち花のバブル組

うわあああああああああああああ!!

(突き刺さりすぎてちょっと泣いた)

すべての社会人に、おすすめしたい一冊です。

ドラマは面白いおかしい要素も結構ありましたが、小説はもはや自己啓発本です。

その辺の自己啓発本より全然やる気が出ると思います。

ジブリの文学(鈴木敏夫)

内容

スタジオジブリのプロデューサーである、鈴木敏夫の出版物やインタビュー、対談等をまとめた書籍です。

対談では、ピースの又吉さんや作家の朝井リョウさんが登場していました。

小さい時からジブリを見て育ったわたし。

魔女の宅急便やトトロなんかは、冗談抜きで100回以上は見ていると思います。

小さい時はジブリの主人公を「憧れの存在」として見ていました。

だから、メイちゃんみたいにきゅうりを丸かじりしてみたり、お母さんにキキが着ていたようなワンピースを作ってもらったりしていました。

そんなことをしているうちにあっという間に社会人になり、もう一度魔女の宅急便を見る機会がありました。

(金曜ロードショーとかかな?)

そのとき、わたしは何だか泣いてしまったのです。

あれ?泣くような話だったっけ?
わたし病んでるのか?

と、その時は不思議に思っていたのですが、この本を読んで少し納得しました。

鈴木さんは、魔女の宅急便のキキのことをこう表現していたからです。

人間の生き方はふたつしかない。

目的を持って、それに到達すべく努力する。

あるいは、目の前のことをコツコツこなしながら、未来を切り開く。

キキの生き方は、後者のタイプに属しています。

ジブリの文学

わたしの生き方もキキのようなもので、バリキャリタイプとはほど遠い。

そんなキキに自分を重ね合わせて、キキが悩んで苦しんでいる姿を見て、泣いてしまったんだろうなと思いました。

魔女の宅急便以外にも、「ああ、だからジブリって大人になっても見たくなるんだ」と思うエピソードがたくさんでした。

朝ドラの「なつぞら」とも重なって、アニメーターという仕事って素敵だなあと思いました。

なつぞら(大森寿美男)

あらすじ

2019年に放映されていた朝ドラのノベライズ本です。

戦争で両親を失った主人公・なつは、北海道・十勝の大自然に囲まれて育ちます。

開拓者精神にあふれた、強くて優しい人々の影響を受け、なつ自身もアニメーターへの道を切り拓いていきます。

また、高畑勲監督や宮崎駿監督といった、日本のアニメ業界の創成期を支えた2人へのオマージュも登場します。

なつぞらでは

「一生懸命自分で道を切り拓いていけば、周りの人たちも助けてくれるようになる」こと、

「そうすれば、ありえないようなことも本当のようになっていくこと」

が一貫して描かれている(と勝手に思っています)。

主人公のなつは、朝ドラ史上一番周りの人たちに恵まれていたと思います。

加えて、最近の朝ドラあるあるな事件はあんまり起こりません。

(夫の不倫とか、父親が借金まみれとか。)

それもあってか、リアタイの時は

なつは苦労してなさすぎる!

とか

他人に迷惑をかけすぎだ!

という感想も結構ありました。

わたし自身は、

いや。そもそも戦争孤児やで。もっと苦労しろってどういうこと…。
「苦労は美徳」って思ってる人多すぎて嫌だワ~。

と思っていましたが。(笑)

なっちゃんは周りの人たちの援助があってこそ、アニメーターの仕事に力を注ぐができました。

それは間違いなく、彼女の姿を見て「応援したい。一緒に頑張りたい。」と思った人がたくさんいたからです。

頑張る姿が魅力的で、自分も一緒に道を切り拓きたいと思わせたからです。

そんななっちゃんを見て、わたしも「頑張るのってかっこいいことだ。わたしも明日から頑張ろう。」と勇気をもらえました。

(朝ドラの中でダントツ好きな作品なのに、ありきたりな感想しか書けなくて悔しい)

なつぞらは、NHKオンデマンドで配信中です。

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(おすすめ本紹介の記事ですが、なつぞら見たことない方はぜひ…)

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まとめ

ステイホーム期間中、読書をして心をすっきりしてみませんか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

前回(2021年3月)のおすすめ本はこちらから!

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